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Kawasaki Robostageは「ロボットに関わる仲間を増やしたい」という思いから2016年に開設されました。
昨年11月にフルリニューアルした「Kawasaki Robostage」は、「人とロボットの共存・協調の実現」をコンセプトとした体験型施設です。
お台場にある「Kawasaki
Robostage」は、実物展示や映像資料などを通して、ロボットのしくみや役割を学べる施設です。日本で初めて産業用ロボットを販売した川崎重工業(株)が運営するだけあって、最新鋭の産業用ロボットが展示されています。
産業用ロボットとは、工場などで人の代わりに搬送や組み立て、溶接などの作業を行うロボットのこと。普段はなかなか目にする機会がありませんが、Kawasaki
Robostageには製造現場を再現した実演展示があり、働く産業用ロボットを間近で見学できます。プログラムされた通りに正確な動きを繰り返す姿を眺めていると、私たちの身の回りの品々がこうした技術によって生み出されていることを実感できます。
その隣には、ロボットを遠隔操作する体験展示が。コントローラーを使ってロボットを動かし、柵に触れないようにゴールまでたどり着けばクリア!ゲーム感覚で楽しめて、来館者に大人気です。
一方、館内を自由に動き回り、会話も楽しめるのがソーシャルロボットのNyokkey(ニョッキー)。物販コーナーでは商品をレジまで運んでくれますよ。
約130㎡のコンパクトな施設の中には、ほかにもロボットについて解説するパネルや映像などがぎっしり。ロボットとの未来を考えるコーナーもあります。
いまや、ロボットなくして私たちの生活は成り立ちません。 Kawasaki
Robostageには知っておきたいロボットの知識が詰まっています。ぜひ訪れてみてくださいね。
“ロボットは「産業用ロボット」と「ソーシャルロボット」の2つに大きく分けられる”など、基礎知識をイラストと文章でわかりやすく紹介。
アクリルスタンド製造のデモンストレーション。3台のロボットが連携した動きで次々とアクリルを加工し、トレイに詰めていきます。精密な動きに感動!
ロボットの遠隔操作にチャレンジしてみましょう。過酷な環境下では、離れた場所で安全に操作できる遠隔操作ロボットが活躍しています。
入口で渡される虫メガネ型フィルターを画面にかざすことで、映像が見えます。映像展示に興味を持ってもらうためのユニークな仕掛け。
物販コーナーではマグカップやプラモデルなどのオリジナルアイテムを販売しています。上の写真はNyokkeyや川崎重工業(株)のロゴをかたどった和三盆のお菓子(1,080円)。
(左)「小さいお子さまからシニアの方まで楽しんでいただける施設です。館内で気になることがあればお気軽に声をかけてくださいね」と話すスタッフ。
(右)未来にはどんなロボットが必要かを考え、ふせんで貼り出すコーナー。「宿題をやってくれるロボット」「介護ロボット」など、さまざまな回答がありました。
つぶらな瞳が印象的なNyokkey。AI機能を搭載しており、話しかけると会話を楽しめます。
住所: 港区台場2-3-1トレードピアお台場1階
開館時間: 平日13:00~18:00、土日祝10:00~18:00
休館日: 火曜(祝日は開館)、年末年始
入場料: 無料
アクセス: ゆりかもめ「お台場海浜公園」駅徒歩5分
りんかい線「東京テレポート」駅徒歩5分
港区に東京本社を置き、Kawasaki
Robostageを運営する川崎重工業(株)(以下:川崎重工)。モーターサイクル(バイク)で広く知られるメーカーですが、実は産業用ロボットでも世界的に高いシェアを誇ります。約60年前、日本で初めて国産の産業用ロボットを世に送り出したのも同社でした。
1968年、川崎重工は、産業用ロボットを世界に先駆けて開発したアメリカのユニメーション社と技術提携契約を締結しました。当初は提携候補に入っていなかったものの、何度も渡米して粘り強く交渉を重ねた結果、技術力とその熱意が高く評価され、最終的にパートナーに選ばれたそうです。エンジニアをアメリカに派遣して技術を学び、サンプル機を取り寄せて国内でも研究を重ね、ついに翌1969年、日本初の産業用ロボット「川崎ユニメート」の発売に至ります。当時は高度経済成長期のピークで、人手不足が深刻な社会問題となっていました。そんな中、川崎ユニメートは、自動車工場の溶接作業などで大活躍し日本の製造業に貢献、その発展を力強く支えたのです。
(上)自動車工場で「川崎ユニメート」が働く様子。